眼瞼下垂
眼瞼下垂(がんけんかすい)は、まぶたが下がって目を開けにくくなる状態を指します。これは、まぶたを引き上げる筋肉(眼瞼挙筋)の機能が低下したり、筋肉がまぶたに正しく付着していないことが原因で発生します。眼瞼下垂は視界を遮り、日常生活に支障をきたすことがあります。また、眉毛を引き上げて目を開けようとするため、額や眉毛の筋肉が緊張し、頭痛や肩こりの原因となることもあります。
眼瞼下垂の症状について
眼瞼下垂の主な症状は、まぶたが垂れ下がって目を開けづらくなることです。これにより、視界が狭くなったり、物を見る際に額の筋肉を使って眉毛を引き上げるため、額にシワができたり頭痛を引き起こすことがあります。また、視野の上部が遮られることで、物を見るときに顎を上げる姿勢になることもあります。これらの症状が進行すると、日常生活に支障をきたし、車の運転や読書などの視作業が困難になることがあります。
眼瞼下垂の原因
眼瞼下垂の原因は、加齢による筋肉や腱膜のゆるみが主なものです。加齢に伴い、眼瞼挙筋の筋力が低下し、まぶたを正常な位置に保つことが難しくなります。また、コンタクトレンズの長期間の使用や目をこする習慣、過去の眼科手術なども眼瞼下垂の原因となることがあります。さらに、先天性の場合もあり、生まれつき眼瞼挙筋が正常に発達していないことがあります。